わたらせ渓谷鐵道のこうしん号

世間は年度末(会計年度末)を迎えた今日(3月31日)、桐生から大間々までわたらせ渓谷鐵道のわ89-101号車による快速さよなら101号に乗りました。

ルート 目白〜池袋〜籠原〜高崎〜桐生〜大間々〜桐生〜前橋…前橋温泉ゆ〜ゆ…前橋〜高崎〜高麗川〜川越〜池袋〜目白

まずは池袋から籠原までE231系籠原から高崎までE233系で移動し、ラーメンを食べた後、両毛線の211系で桐生まで行きました。

伊勢崎駅では、東武線部分の高架線が出来上がっていたので近いうちに高架化される予定となっています。

さよなら101号は、桐生発大間々行きの最終運用で、途中、東武桐生線への乗り換え駅である相老駅に停車していました。

この時に1989(H元)年3月29日のわたらせ渓谷鐵道の開業(国鉄→JR足尾線からの引き継ぎ)の時にデビューした時の塗装(動物のシルエット付き)に戻され、ヘッドマークも取り付けられていました。

相老駅(東武桐生線への乗り換え駅)では、桜をバックに撮影することが出来ました。

この快速さよなら101号は、大間々→桐生→足尾(到着後撮影会)→間藤→桐生→大間々というルートで運転され、途中停車駅は、相老、大間々、水沼、神戸(ごうど)、沢入、通洞、足尾とトロッコ列車と同じとなっていました。

わ89の100形と200形は、1989(H元)年3月29日の開業当初から使われ、貴重となった富士重工業製のレールバス(LE-CAR2)シリーズで、日産ディーゼル(現、UDトラックス)製のバス用ディーゼルエンジンが搭載されていました。

わ89-100形はロングシート車で2両、わ89-200形はセミクロスシート車で3両導入されたけど、そのうちのわ89-101号車(こうしん)が最後まで活躍していた車両となりました。

わ89-100形(ロングシート車)の2両のうち、わ89-102号車(ようがい)は、不運の車両で、開業から46日後の1989(H元)年5月14日に、落石に乗り上げて大破してしまったことで修復不能→同年7月付けで廃車となり、たった2ヶ月足らずの短命となってしまいました。やはりレールバス車体が耐久性に劣るということが仇となっていたし。

塗装は、デビュー当時、ツートンカラーで、動物のシルエットが入っていたけど、1990(H2)年に導入されたわ89-310番台の導入に合わせて銅(あかがね)色に変更されていました。

わ89-101号車は、わたらせ渓谷鐵道の開業当時から、昨日のラストランまでの24年間、わたらせ渓谷沿いを走り抜け、引退直前の3月20日にデビュー当初の塗装に戻された上、さよなら運転が桜が咲き誇る中で行われ、今後車両基地のある大間々駅北側の駐車場の保存スペースで静態保存されるということで、たった2ヶ月間の短命に終わり、不運だった102号車(ようがい)に対して、101号車(こうしん)は、幸運な車生を送ることが出来たと思います。いすみ鉄道のいすみ100型→いすみ200'型と同様にレールバス車体にも関わらず長持ちしていたし。

わ89-102号車は、一昨年3月25日に紛失した先代の携帯である初代SH009(ようがい)と同じような関係となってしまいました。

いすみ鉄道と言えば、大糸線南小谷糸魚川間で活躍していたキハ52 125号車に続いて、キハ28 2346号車も加わっていることが話題となっています。キハ28 2346号車は、富山エリアで活躍していた車両なので、どちらもJR西日本から購入された車両となっているし。これらの車両に続いて、昨年まで久留里線で活躍していたキハ30 62号車も加わる予定となっています。

足尾駅構内には、キハ30 35号車とキハ35 70号車が置かれていて、ボロボロの状態となっていたけど、現在は修復されています。これらの車両は、晩年八高線で活躍していた車両となっていました。

足尾駅からは、JR日光駅行きの日光市営バスが出ています。

足尾と言えば、足尾銅山が有名であり、通洞駅が最寄り駅となっています。

最初は、桐生から足尾(間藤)まで乗る予定だったけど、混雑により乗れなくなることが懸念されていたことと、経費削減の為に桐生から大間々までのラストランにしておいて正解でした。

このことで、今年3月10日に同じ1両編成のロングシート車だった123系ミニエコーに塩尻から辰野まで乗ることに成功していたことを思い出しました。

相老駅では11分間停車していたので撮影も可能となっていました。

さよなら101号車が大間々駅に到着した後、入れ換え作業が行われ、最終的に駐車場寄りの0番線に留置されて運用が終了していました。

今後は、大間々駅の駐車場で静態保存される予定なのでこのことを見据えた状態となっていました。

この時にさよならヘッドマークが外されて、こうしんの表示が出ていたので撮影することが出来て良かったです。自分は行かなかったけど、足尾駅での撮影会でさよならヘッドマークが一旦外されてこうしんの表示となっていたし。

こうしんの愛称名は、沿線の栃木県日光市(足尾町)にある庚申山に因んだものとなっていました。

行先表示は、水沼温泉行となっていました。

相老駅の到着前には、東武桐生線の8000系2両編成の8574Fと併走するシーンも見れて良かったです。

わたらせ渓谷鐵道の新型トロッコ列車であるWKT-551号車(トロッコわっしー号)は、昨年(2012(H24)年)4月1日に、大好評のトロッコ列車の増発用として、一昨年3月29日(わ鐵開業記念日)に導入された新型車両であるWKT-501号車ベースで新潟トランシスで製造され、4人掛けのトロッコ座席、売店、お子様用の模擬運転台スペース、車椅子対応の幅広トイレが完備されています。

既存のトロッコわたらせ渓谷号(元国鉄→JR12系客車と元京王5000系から改造されたトロッコ車)と異なる点は、機回し不要で桐生〜間藤間全線で運用可能であること(トロッコわたらせ渓谷号は大間々〜足尾間での運用)、11月中旬から4月中旬迄の間の冬季機関に窓ガラスを取り付けてでの運用(通年運用)が可能となっていることです。

トロッコ車両が連結されるのは、間藤寄りの1号車で、2号車は、WKT-501号車のロングシート車(4月6日から新規に製造された同色のセミクロスシート車であるWKT-511号車が使われる予定)となっています。

ロッコわっしー号は座席定員制の自由席で、トロッコわたらせ渓谷号と同様にトロッコ整理券(大人500円)が必要となっています。

4月から11月までは桐生〜間藤間2往復(1,2,5,6号で6号は大間々止まり)、12月から3月までは1往復(3,4号で4号は大間々→桐生間は普通列車扱い)運転される予定で、途中停車駅は、相老、大間々、水沼、神戸(ごうど)、沢入、通洞、足尾であります。

わっしーとは、わたらせ渓谷鐵道のイメージキャラクターのことで、それに因んで命名されています。

秋の紅葉シーズンを中心にトロッコ整理券が完売(満席)となることが多いので早めに予約をしておいたほうが良いと思います。

この時に大間々→桐生間が普通列車扱いだったので、トロッコでないWKT-501号車側に整理券無しで乗ることが出来て良かったです。

ロッコわたらせ渓谷号(元国鉄→JR12系客車と元京王5000系から改造されたトロッコ車)、わ99形 (5010, 5020, 5070, 5080号車)は、5010号車と5080号車が元国鉄→JR12系客車の普通客車(4号車のみトイレ使用可能)、5020号車と5080号車が元京王5000系から改造されたトロッコ客車(種車は、元京王デハ5020号車とデハ5070号車、2号車に飲み物の自動販売機あり)で、元国鉄→JRのDE10型ディーゼル機関車 (1537号機または1678号機)による牽引となっています。

わたらせ渓谷鐵道の新型車両であるWKT-501号車(トロッコわっしー号の一般席車両)が登場したのは、一昨年(2011(H23)年3月29日(わ鐵開業記念日)のことで、開業当時から使われていたレールバスタイプのわ89-101号車と200番台の置き換え用として導入されていました。

座席はロングシートで、愛称名は、群馬県みどり市沼田市、栃木県日光市に跨がる山である袈裟丸山に因んだ「けさまる」と、わ89-202号車から受け継がれています。

塗装は、茶色、アイボリーにゴールドの帯が入っており、トロッコわっしー号として使われる場合は、異色の組み合わせとなります。

ロッコわっしー号は窓枠部分のアイボリー塗装の替わりに黄色と赤色が使われ、と紅葉がイメージされた色合いとなっているし。

前面のLED式の表示は行先表示とワンマンの表示が交互に表示されています。

わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市桐生駅と、栃木県日光市足尾町間藤駅を結ぶ路線として1989(H元)年3月29日に、国鉄→JR足尾線からの引き継ぎにより開業した第三セクター鉄道であり、足尾線時代は、高崎運転所(現、高崎車両センター高崎支所)所属のキハ20系やキハ40系が使われていました。キハ20系は、足尾線の第三セクター化により廃車となっていたけど、そのうちのキハ20 467号車は、碓氷峠鉄道文化むらで静態保存されています。

わたらせ渓谷鐵道の開業により、運動公園、本宿、中野の各駅が新設され、神土駅が地名と同じ神戸駅に改称されていました。

国鉄→JR足尾線時代に神戸(ごうど)駅が神土駅と呼ばれていた理由は、兵庫県神戸市にある神戸(こうべ)駅との混乱を避ける為でありました。

下新田駅は、1992(H4)年3月14日に、下新田信号場内に出来た駅で、すぐ近くには、JRの改造待ちまたは廃車待ちの車両が疎開留置され、今回は211系が置かれていました。こちらは高崎車両センター所属だけでなく、田町車両センター(現在は国府津車両センターに統合)所属の車両も含まれていたし。こちらは塩尻駅岩宿駅にも疎開留置されていました。

わたらせ渓谷鐵道の神戸〜沢入(そおり)間は、国鉄足尾線時代の1973(S48)年に草木ダム建設工事に伴う水没により移設された路線で、草木トンネルという5242mの長大トンネルがあり、トロッコ列車では、トロッコ車両で車内イルミネーションの披露が行われています。

今から5年前まで、サロン・ド・わたらせという3両編成の展望式付きお座敷客車(元国鉄→JRのお座敷客車であるやすらぎ号、わ01形(828, 855, 827))があり、トロッコ列車運休の冬季に運転されていたけど、廃車となり、全て売却されていました。現在トロッコわっしー号がその穴埋めとなっています。

神戸(ごうど)駅前には、東武1720系の中間車2両(1724号車と1725号車)が使われたレストラン清流があり、当時のままの車内でくつろぐことが出来ます。塗装は変えられていたけど、一昨年1月にDRCの塗装に復元されています。

水沼駅には、温泉があり、待ち時間も過ごすことが出来ます。

わたらせ渓谷鐵道も、廃線の危機に立たされているけど、是非乗って残してもらいたいと思っています。

前橋では駅前にある前橋温泉ゆ〜ゆに入りました。

桐生から前橋と前橋から高崎までは107系に乗りました。107系は、JR日光線から撤退した今、群馬エリアに残っています。こちらは165系の足回り品が流用されているし。165系や167系が絶滅してから今年で10年経ちます。

高崎からは高麗川、川越乗り継ぎで池袋まで行き、目白から帰りました。

高崎から高麗川までは、八高線のキハ110系、高麗川から川越まで乗った車両は205系でした。埼京線川越線では、今年夏から新型のE233系7000番台に順次置き換えられる予定となっています。

この日(3月31日)は、Tokyo Cheer2 Party(チアチア)のるりるりこと吉村瑠莉氏の15回目の誕生日でした。おめでとうございます

渋谷では、モーニング娘。の個別握手会が行われていました。

誠に勝手ながら、私(よしちゃん@しゃもじ)は先月31日をもって諸事情により鉄道友の会を退会いたしました。

1994(H6)年に入会以来、19年間の会員生活は友人との出会いのきっかけとなりました。

鉄道友の会退会後も鉄道友の会会員との交友を続けていく予定でいます。

さようなら鉄道友の会。色々ありがとう。

あとは、京阪旧3000系やJR西日本の183系のラストランを迎えた日でもありました。後者は北近畿号のリバイバルとなっていたし。

この日に集めたekiShスタンプは、相老駅だけでした。

次にさゆやあやちょと握手出来るのはいつになるんだろう?