関西遠征、石山坂本線

先月28日は、大垣から普通列車、新快速を乗り継いで、石山まで行き、石山から石山寺まで、京阪石山坂本線の600形609Fで移動しました。

京阪石山坂本線は、その名の通り、石山(石山寺)と坂本を結ぶ路線で、全て滋賀県大津市(元モーニング娘。ハロプロメンバーである光井愛佳氏の出身地)を通っています。

石山寺駅は、JR琵琶湖線への乗り換え駅である京阪石山駅から南へ2駅行ったところにある3面2線の駅となっており、坂本行きと近江神宮前行きの列車が交互に運転されている日中は、1番線から坂本行き、2番線から近江神宮前行きが出ています。

石山寺駅前では、瀬田川(日本一の湖である琵琶湖から流れ出ている川)が流れ出ており、宇治川(京阪宇治駅付近を流れている)、淀川を経て大阪湾に注ぐことになっています。

京阪本線では、八幡市〜淀間で、淀川と木津川を渡ることになるけど、撮影ポイントとして有名であり、旧3000系のラストランの時は物凄く賑わっていました。

600形は、1984(S59)年と、1986(S61)年から1988(S63)年に掛けて、これまでの300形や260形の車体が流用された上で改造された車両で、初期型の601〜607Fが300形(平面ガラス)、後期型の609〜619Fが260形(曲面ガラス)からの改造車となっています。

石山寺駅で撮影した609Fと613Fは、どちらも260形から改造された車両で、曲面ガラスが採用されています。

石山坂本線の専用車となった600形や700形の従来の塗装は、先代の京阪色で、京阪本線から消えた今でも残されているのが嬉しいと思います。

1997(H9)年10月12日に、京都市営地下鉄東西線(醍醐〜御陵〜二条間)が開業し、京都市役所前浜大津間で直通運転が行われ、京津線石山坂本線が独立していたけど、独立する前の京津線は、京津三条〜御陵〜京阪山科間の地上線(ほとんどが併用区間)となっており、600形や700形も京津三条まで乗り入れていたこともありました。

これらの車両が京津線を走っていた頃は600Vで、京津三条〜御陵間ノンストップの準急も設定されていました。

廃止された京津三条〜御陵間には、途中東山三条、蹴上、九条山、日ノ岡の各駅があったけど、東山三条(東山)駅と蹴上駅は、位置変更により京都市営地下鉄に継承されています。京津三条駅は、三条京阪駅に変更されていたし。

蹴上駅では、桜との組み合わせでの撮影が可能となっていました。

京津三条駅は、地上駅だった頃の三条駅の面影が残る駅で、地下化される前の1987(S62)年4月1日に京津三条駅に改称されていました。本線部分が地下化されたのは同年5月24日のことでした。

京津線の京津三条〜御陵間の廃止及び京都市営地下鉄への転換により、京都市営地下鉄の運賃が別途取られるようになったので、京阪の大津線系統が本線系統と完全に分離化されたことになっています。

路面を走る併用区間は、浜大津三井寺間の1区間のみで、高床式の電車が併用区間を走るということで、江ノ電江ノ島〜腰越間を思い出しました。

京津線のほうも、上栄町浜大津間で併用区間が残されているので、京津線の800系が日本で唯一地下鉄と併用区間の両方で活躍する二足のわらじを履いた電車となっています。

石山坂本線車両基地である錦織(にしごおり)車庫は、近江神宮前駅構内にあり、かつて京津線で活躍していた80形(81号車のカットボディと82号車の車体丸ごと)が静態保存されています。

以前モーニング娘。光井愛佳氏の滋賀県凱旋公演が行われていたびわ湖ホールは、その名の通り、琵琶湖に面したホールで、石山坂本線石場駅付近にあります。石場駅びわ湖ホール前という副名称があるのはその為であるし。

昨年9月から、大津線開業100周年記念として、603Fが京阪特急色に復元されているけど、残念ながら錦織車庫で寝ていました。

京阪石山坂本線石山寺から坂本まで、700形701Fによるきかんしゃトーマスのラッピング電車(きかんしゃトーマスとなかまたち2013)に乗りました。これにより、石山坂本線はもちろんのこと、男山ケーブルを含めた京阪線を全線制覇しました。

京阪のきかんしゃトーマスのラッピングは、本線の3000系3006F(特急中心)、10000系10001Fと10006F(交野線用)でも行われているけど、今回石山坂本線で撮影することが出来て良かったです。

京阪700形は、1992(H4)年から1993(H5)年に掛けて、701〜709Fの5編成が、350形及び500形(260形からの改造車)の車体の流用の上で新造された車両で、600形の丸みを帯びたスタイルに対し、直線的なスタイルとなっています。こちらは、京阪本線6000系7000系の関係に似ているし。

登場当時、大津線系統の600V→1500Vへの昇圧化が決まっていたので、当初から複電圧車両となっています。

前回石山坂本線に乗ったのは、3年半前の2010(H22)年1月17日(石山坂本線に初めて乗った時)以来で、当初は石山寺駅で613Fによるトーマスラッピング電車を撮影していました。

今回は、前回未乗区間だった浜大津〜坂本間を乗り潰すことや、男山ケーブル大津線系統を含めた京阪全線を制覇することが出来て良かったです。

坂本駅は、比叡山の東側のアクセス駅で、西側に比叡山鉄道(比叡山坂本ケーブル)のケーブル坂本駅、東側にJR湖西線比叡山坂本駅があり、どちらも大幅に離れています。

皇子山駅は、JR湖西線大津京駅と隣接しているので、こちらが乗換駅となっているし。

坂本駅は、1面2線の駅で、撮影に適しています。

因みに比叡山への西側のアクセス駅は、叡山電鉄叡山本線の終点である八瀬比叡山口駅で、周辺にあるケーブル八瀬駅から叡山ケーブルカーで、ケーブル比叡駅まで行き、ここで叡山ロープウェイに乗り継いで叡山山頂まっ行くことになります。

叡山ケーブルカーと叡山ロープウェイは、正月三が日を除いた冬季に運休となるのに対し、比叡山坂本ケーブルは、通年運行となっています。

きかんしゃトーマスのラッピング電車は、来年3月23日まで運転される予定で、一部時間帯以外でトーマスの車内放送が行われています。

701Fのうち、701はハロプロ研修生金子りえ氏、702はJuice=Juiceの金澤朋子氏の生誕番号です。

613Fには、アップアップガールズ(仮)関根梓氏の生誕番号である614号車も連結されています。

坂本駅浜大津駅で、京阪石山坂本線の617Fによるちはやふる(末次由紀氏原作によるアニメ)のラッピング電車を撮影しました。

こちらは坂本寄りの617号車と、石山寺寄りの618号車で塗装が異なっており、前者がピンク・オレンジ系、後者が水色・紫色系となっています。

こちらは、昨年7月24日から、石山坂本線沿線がちはやふるの舞台となっていることによるちはやふる・大津キャンペーンの一環により、来年3月末までの期間限定で運転されています。

浜大津から御陵まで京阪800系、御陵から三条京阪まで京都市営地下鉄の50系で移動しました。

浜大津駅では、京阪石山坂本線の707F(えりぽん番)によるマザーレイク号による石山寺行きを撮影しました。

マザーレイク号は、2000(H12)年4月1日に登場した、琵琶湖がイメージされた水色の特別塗装となっていたけど、今年8月5日をもって運転が終了、通常塗装への復帰となっていたので撮影することが出来て良かったです。

このように、京阪大津線の特別塗装としては、13年間も活躍していたことは素晴らしいと思いました。

今後はどうなるのか注目されています。

三条から樟葉まで、京阪8000系のトップナンバーである8001Fで移動したけど、淀屋橋延長50周年記念のヘッドマーク(京阪用語で副標)が取り付けられていました。

京阪の天満橋淀屋橋間は、1963(S38)年4月16日に開業した地下線で、今年で開業50周年を迎えていました。

同時に天満橋駅が地下化されたけど、地上駅時代は、淀川に面したターミナル駅となっていました。こちらは、地上時代の京阪三条駅に準じていたし。

副標には、当時京阪特急で活躍していた1900系が描かれています。

阪急京都線の大宮〜河原町間は、1963(S38)年6月17日に開業し、50周年を迎えていました。

阪急京都線の場合は、京都側、大阪側両方が地下線となっている京阪線に対して、京都側のみが地下線で、河原町駅からは、一旦地上に出て、四条大橋を渡ってから祇園四条駅に行くことが出来ます。

京阪8000系の8001Fは、1989(H元)年10月5日の鴨東線の開業(出町柳への延長)に伴う増備車として、旧3000系の7連化用の中間車5両と共にデビューしていました。

8001Fが最後まで京阪特急色(旧塗装)で残されていたことで有名であり、京阪特急60周年を迎えた2010(H22)年9月2日に京阪特急色でのラストランとなっていました。

今年3月31日には、旧3000系こと8531F(3505F)がラストランを迎えていたことや、先代の京阪色が無くなってしまったことにより、マンネリ化しているけど、トーマス号の運転や副標の取り付けなどで楽しませてくれています。

京阪線樟葉駅で、京阪6000系の6005F(デビュー30周年記念ヘッドマーク(副標)付きによる急行淀屋橋行きを撮影し、ここから淀屋橋まで乗りました。

京阪線の急行は、日中は淀屋橋〜樟葉間中心で、この6000系もよく使われています。

2008(H20)年10月19日の中之島線の開業の時に本数が激減していたけど、2011(H23)年5月28日の改正で中之島発着の優等列車のほとんどが淀屋橋発着に戻された為に日中1時間4本に増加され、3月16日の改正では、日中1時間に3本と再び減少となり、うち1本は準急に格下げされていました。

京阪線の急行の途中停車駅は、北浜、天満橋、京橋、守口市寝屋川市、香里園、枚方公園、枚方市、樟葉、八幡市中書島丹波橋伏見稲荷、七条、清水五条祇園四条、三条、神宮丸太町となっています。

京阪6000系は、1983(S58)年12月4日の600V→1500Vの昇圧化の時に導入された車両で、同年3月17日に6001Fが先行的に営業運転が開始されていたので、あれから今年で30周年を迎えていました。

京阪電車のイメージを打ち破る斬新なスタイルが特徴で、登場翌年の1984(S59)年にローレル賞を受賞していました。

6000系は、1987(S62)年5月24日に京都の三条〜東福寺間(鴨川のほとりを走っていた区間)が地下化される前に導入された最後の新形式車で、1986(S61)年11月に導入された6012Fまでは、その面影があります。

6000系の30周年記念副標は、4種類あり、14編成全てに9月1日まで取り付けられる予定となっています。

そのうちの6005Fに取り付けられていたのは、緑色の旧塗装がイメージされたものであります。

今回はこのヘッドマークの全てを撮影することが出来なかったことで残念に思っています。

樟葉では、ひっぐ〜氏やハタボー氏と出会うことが出来ました。ハタボー氏とは、香里園駅まで一緒でした。

この後、御堂会館での臨時のハロショに行き、オリックス劇場で行われたハロプロの公演(Hello! Project 2013 SUMMER COOL HELLO!〜マゼコーゼ!〜)に参戦しました。座席は、2階席で、ファミリー席の後方の一般席で眺めの良い場所となっていました。ここではドラフトブルース氏と出会いました。この日に見たさゆは良かったです。

この後、道頓堀を見物し、なんばから梅田まで御堂筋線、大阪から新大阪、京都で途中下車し、米原乗り継ぎで大垣まで行き、ムーンライトながらで帰りました。

京阪では、石山坂本線で京阪特急色の603Fが錦織車庫で寝ていたし、顔付きの異なる600形の初期型である605F(小夏番)、京津線の800系(特にあやちょ番の801号車やさや・なっち番の810号車)を撮影し忘れてしまったよ!

607F(佐保ちゃん番の608号車もあり)による牛肉サミットのラッピング電車が先月29日から8月25日までの営業運転なので撮影出来なかったので、BSEサミットの状態となってしまったし!

交野線では、今年もまたおりひめちゃんとひこぼしくんのヘッドマーク(京阪用語で副標)付きやトーマスのラッピング電車を撮影出来なかったので、またしても京阪の撮影で失敗してしまったよ!

次に、さゆ、あやちょ、りなりな、佐保ちゃん、しょこりんと握手出来るのはいつになるんだろう?