青春中央エコドリーム24号

前日からこの日に掛けて、大阪の湊町バスターミナル(OCAT)から新宿駅東口まで、JRバス関東西日本JRバスの共同運行による青春中央エコドリーム24号で帰りました。

こちらは湊町バスターミナルを出た後、大阪駅高速バスターミナルで乗車扱いし、名神高速、中央道経由で中央道八王子、中央道日野、谷保駅、中央道府中、中央道深大寺、中央道三鷹新宿駅東口で降車扱いした後、東京駅日本橋口へと向かう発着の遅い便となっています。

途中休憩は、名神高速の多賀サービスエリア(滋賀県)と中央道の境川パーキングエリア(山梨県)の2ヶ所で行われていたけど、途中の恵那峡サービスエリアでは乗務員の休憩・点検、小黒川パーキングエリアでは、乗務員交代(西日本JRバスJRバス関東)がありました。

東名高速経由の場合は、三ヶ日インターで乗務員交代が行われます。

乗った車両は、西日本JRバス(JR西日本の子会社)の大阪高速管理所所属の三菱ふそうエアロキング(形式はBKG-MU66JS、登録番号は744-9901、なにわ200か13-95)、2+2の4列の青春エコドリーム仕様車で、毛布のサービスもなくシートピッチが狭かったです。

西日本JRバスの塗装は、JRバス関東の白と青色(国鉄スカラー)とは異なり、青色とピンク色の帯で、側面にツバメマークとJRハイウェイバスのロゴが入っていました。

JRハイウェイバスに描かれているツバメマークは、国鉄バス時代からの伝統であり、国鉄スワローズ(現、東京ヤクルトスワローズ)のシンボルともなっています。

エンジンはエアロクィーン・先代エアロバスの後期型やエアロエース(従来の1階建てのバス)、スーパーグレート(大型トラック)と共通の直列6気筒ターボ付きの6M70型が搭載されていました。エアロキングでは、2005(H17)年に一旦製造が打ち切られる前のモデルには、V型8気筒エンジン(8M21型、ノンターボ)が搭載されていたし。

座った座席は、2階席の最前列(1A)だったけど、前面にも夜行高速バス特有の遮光カーテンが掛かっていたので前面展望を楽しむことが出来なかったです。

青春エコドリームの車両は、東京駅または大阪駅を10時10分に発車する青春昼特急にも使われています。

東京または新宿と関西エリアを結ぶ青春ドリーム系列は、青春ドリーム号や超得割青春号(トイレなしで補助席付き)もあったけど、昨年7月15日の改正で青春エコドリームに統一されていました。ほとんどの出発日に値上げされたので、青春ドリームと比べて改悪となったことも言うまでもないです。

この日は、8時53分に新宿駅東口に到着する予定だったけど、中央道の国立府中〜高井戸付近で渋滞していた為に遅れていたけど、約12分の遅れで済んでいました。

新宿駅新南口の高速バスターミナルは、改良工事中により乗車が新南口の代々木駅寄り(NTTドコモ代々木ビル前)の暫定ターミナル、降車が東口となっています。

三菱ふそうエアロキングは、今から28年前の1984(S59)年の発売以来改良を重ねながら一昨年8月まで生産された2階建てバスであり、JRドリーム号などの夜行高速バスを中心に導入されていました。

発売当時は先々代のエアロクィーンエアロバス)と同じような顔つきだったけど、1995(H7)年のマイナーチェンジで、先代のエアロクィーン(KC-MS8系)に準じた顔つきとなり、晩年までこの姿で製造されていました。

2005(H17)年に排ガス規制不適合により一旦製造が打ち切られ、2008(H20)年に排ガス新長期規制に適合による改良の上で復活していたけど、一昨年8月には、新たな排ガス規制や安全基準に適合しないことなどの理由により再び生産が打ち切られいました。

今回乗った744-9901、なにわ200か13-95号車は、一昨年の生産終了前に導入された最終モデルとなっています。

JRバス関東の車両には乗ったことがあるけど、西日本JRバスの車両に乗ったのは今回が初めてでした。

本当は東京駅まで乗っていきたかったです。

744-9901は、大阪の交通科学博物館で静態保存されている国鉄ハイウェイバス三菱ふそうB906R)と同じ番号であります。国鉄バスの時代には、ハイウェイバス専用形式がありました。

次にさゆと握手出来るその時が待ち遠しいです。