リニア・鉄道館、計画停電により

この日は、名古屋の金城ふ頭にあるリニア・鉄道館がオープンしていました。落ち着いたら是非行きたいと思っています。

この日から福島の原発事故の影響により、計画停電が行なわれるようになりました。都電では、夜まで運行出来ずに全区間運休という事態となってしまいました。7500形が走っていない都電となってしまい、寂しさを感じてしまいました。やはり旧車体の時代から49年間走り続けてきた7500形に対する存在が大きかったと思います。

7500形は、全盛期の都電で最後の新造車として1962(S37)年に20両導入され、青山電車営業所所属となっていました。当時は渋谷と新橋を結ぶ6系統(現在の都バスの都01系統に当たる部分)に主に使用されていたし。

1968(S43)年9月に青山電車営業所が廃止された時には、7501〜7510号車の10両が荒川電車営業所に、7511〜7520号車の10両が柳島電車営業所に転属されていました。

1971(S46)年に7511号車と7512号車(2両共に7500形で最後まで残った車両)が荒川電車営業所に移り、翌年の1972(S47)年11月に柳島営業所が廃止された時には、7517号車と7519号車を除いた6両が荒川電車営業所入りしていました。

柳島営業所所属路線を含めた城東地区の路線が廃止された時は、王子電気軌道によって開拓された27系統の王子駅前〜赤羽間が廃止された時でもありました。

1978(S53)年のワンマン化と同様に、赤帯から青帯に代わり、改造されなかった7509号車と7514号車が廃車。7514号車は荒川車庫で保管され、現在は小金井市にある江戸東京たてもの園で保存されています。

1984(S59)年から冷房付きの車体(緑帯)に順次乗せかえられていたけど、その対象から外された7502,7504,7508号車が定期運用から離れていました。 即廃車された7502号車は、大田区の萩中で保存されていたけど、痛みが激しくなった為に解体。7508号車は板橋交通公園(東武東上線大山駅付近)で都バスと共に保存されています。

7504号車は、今から10年前まで予備車を兼ねたイベント用車として活躍していたけど、現在は都電おもいで広場で静態保存されています。