秩父鉄道のイベント

この日(5月18日)は、5年ぶりに秩父鉄道広瀬川車両基地で行われたわくわく鉄道フェスタに行ってきました。

ルート 目白〜池袋〜赤羽〜熊谷〜ひろせ野鳥の森…広瀬川車両基地…ひろせ野鳥の森〜熊谷〜羽生〜館林〜葛生〜館林〜久喜〜西新井〜大師前〜西新井〜押上〜渋谷〜池袋〜要町

熊谷からひろせ野鳥の森までは、秩父鉄道7500系7504F(元東急8090系8093F)で移動しました。

この時の目玉はやはり、元国鉄→JR101系から改造された1000系で、スカイブルーの1001F、オレンジバーミリオンの1003F、秩鉄カラーの1010Fの3つ並びでした。これらの車両は、今年度中に全廃予定となっているので、最後のわくわく鉄道フェスタとなっていました。

広瀬川原の車両基地でのイベントでは、3編成分の展示スペースがあるので、今回1000系の3編成が展示されて良かったと思っています。

これらの3編成のうち、1001Fは、休憩用車両及び影森発着の臨時列車、1003Fと1010Fは、熊谷、羽生発着の臨時列車に使われていました。


自分は行かなかったけど、昨年5月19日に行われた秩父鉄道わくわく鉄道フェスタ2012では、この時に営業運転から離脱されていた1002F(チョコレート色の旧塗装)、1001F、1003Fの3編成の並びも披露されていました。

秩父鉄道広瀬川原の車両基地でのイベントである、わくわく鉄道フェスタは、2005(H17)年6月4日に記念すべき第1回目が行われ、毎年5月の第二または第三土曜日に行われるようになり、今回で9回目となっています。

東日本大震災の影響によってイベント中止が相次いでいた一昨年(2011(H23)年5月14日は、わくわくチャリティーフェスタとして行われていました。

自分は、2005(H17)年6月4日、2007(H19)年5月19日、2008(H20)年5月17日、今年2013(H25)年5月18日に行っていたけど、今年で5年ぶり4回目となりました。

今回は、1000系最後の展示ということで行っておいて良かったと思っています。

SL(蒸気機関車)のC58 363号機(パレオエクスプレス)は、後藤デフ(防煙板、鳥取県にある国鉄後藤工場(現、JR西日本後藤総合車両所)で改造されていたC58 385号機用の切り取り式デフ)が復元され、かつて北海道で活躍していたC58 33号機の晩年の頃と同様のJNRマークが入った状態で展示されていました。

それと同時に、型式なしの黒いナンバープレートも装置されています。

6月30日までの間は、このような姿で運転される予定となっています。

秩父鉄道を走るのにJNRマークが付いているということで、かつて国鉄で活躍していたというイメージが強まってきます。

C58 363号機は、1944(S19)年2月に川崎車輛(現、川崎重工業車両カンパニー)で製造され、釜石機関区(現、釜石線営業所)に配置されていました。その後、仙台機関区(現、仙台総合鉄道部)→長町機関区(現在は仙台総合鉄道部に統合されている)→陸羽東・石巻線管理所(現、小牛田運輸区)→郡山機関区(現、郡山車両センター)→新庄機関区と、1972(S47)年10月2日に廃車となるまで、東北地方で活躍していました。

廃車後は、埼玉県北足立郡吹上町(現、鴻巣市)立吹上小学校で静態保存されていたけど、1987(S62)年12月にJR東日本の大宮工場(現、大宮総合車両センター)とサッパボイラ(大阪に本社のあるボイラー、ごみ焼却装置を扱っているメーカー)の手によって修復され、翌年の1988(S63)年3月に、秩父鉄道に移された上で、熊谷〜三峰口間のパレオエクスプレスとして運用され、完全復活していました。

こちらは、同年開催されていた88さいたま博覧会の目玉ともなっていたし。

当時は、旧型客車が使われていたけど、2000(H12)年に、その老朽化により、JR東日本から譲り受けられた12系客車4両に置き換えられていました。

昨年は、4月4日にJR上越線の敷島〜津久田間での試運転中に車両故障、8月6日に広瀬川車両基地での入れ替え作業中に脱線事故があったというトラブルにより、今年3月まで行われていた修復作業の間、電気機関車牽引による代走となってしまったことがありました。

モデルとなったC58 33号機は、1972(S47)年10月の日本の鉄道100周年記念として、JNRマークが入れられ、引退後には、北海道斜里郡清里町にある羽衣児童遊園で、JNRマークが付いたまま静態保存されています。これにより、現役時代の末期には、唯一JNRマークの入った蒸気機関車として人気がありました。

来年2月には、C58 239号機が復元され、JR北海道で活躍していたキハ141系(元をただせば51系客車)から改造される専用客車牽引により、SL銀河鉄道号として、登場当時にC58 363号機が活躍していた釜石線で運転される予定となっています。

現在JR大宮総合車両センターで復元工事中で、その前は、盛岡市にある岩手県営運動公園で静態保存されていました。

豊島区南大塚(都電荒川線の向原〜大塚駅前間)にある大塚台公園には、C58 407号機が静態保存されているけど、飛鳥山公園にあるD51 853号機と共に、都電沿線のSL保存機となっています。

C58 363号機は、秩父鉄道保有だけど、シーズンオフの定期検査等は、JR東日本大宮総合車両センターに委託されているので、試運転でJR線を走る姿も見られています。

わくわく鉄道フェスタでは、毎年C58 363号機が展示され、その12系客車が休憩用車両として使われているので、その日に限りパレオエクスプレスが運休となっています。

撮影会の時間帯以外では、わくわく鉄道フェスタのヘッドマークが取り付けられていました。

パレオエクスプレスのパレオとは、秩父地方に生息していた海獣であるパレオパラドキシアに因んだものとなっています。

今回のイベントの目的は1000系とこのC58 363号機でした。撮影会の間は、ヘッドマークなしの姿となっていました。

この次の日(5月19日)は、実際にヘッドマークなしで運転されていたので、C58 33号機の現役時代の末期を彷彿とさせる姿となっていました。

このデフは、C58 385号機に取り付けられていたもので、1971(S46)年にC58 33号機の五稜郭機関区から釧路機関区への転属と共に移植され、翌年の1972(S47)年にJNRマークが取り付けられていました。

因みにC58 33号機が引退したのは、1975(S50)年6月のことで、晩年は北見機関区所属で、石北本線の北見〜網走間、釧網本線の網走〜斜里(現、知床斜里)間で活躍していました。

1975(S50)年は、国鉄でのSLの定期運用が終了した年で、同年12月14日には、室蘭本線の室蘭→岩見沢間の225列車で、C57 135号機牽引による、国鉄最後の蒸気機関車牽引列車が運転されていたことで話題となっていました。このC57 135号機は、万世橋にあった交通博物館を経て、さいたま市にある鉄道博物館で静態保存されています。

今回の撮影会では、貨車が連結されていたので、C58 33号機の現役時代の姿も再現されていました。

秩父鉄道広瀬川車両基地で行われたわくわく鉄道フェスタで展示されていたSL(蒸気機関車)のC58 363号機(パレオエクスプレス)では、運転台見学も出来、火が入っているボイラー室も見ることが出来ました。

終了間際だったけど、待ち時間が短かったお陰で見れて良かったです。

このようにSLのボイラーに火が入った状態は、滅多に見られないし。

SL仕業表によると、広瀬川原(ヒロ)→(5102運用、回送)→熊谷(クマ)→(5001運用、下りのパレオエクスプレス)→三峰口(ミネ)→(5002運用、上りのパレオエクスプレス)→熊谷→(5103運用、回送)→広瀬川原となっています。

秩父鉄道広瀬川車両基地で行われたわくわく鉄道フェスタで展示されていたパレオエクスプレスの12系客車で、休憩用車両として解放されていました。

パレオエクスプレスの12系客車は、2000(H12)年にJR東日本から譲り受けられたスハフ12-101(149)号車+オハ12-111(34)号車+オハ12-112(32)+スハフ12-102(152)号車(カッコ内は国鉄→JR時代の車号)から成る4両編成で、前の1両が指定席、他の3両が自由席となっており、乗車券のほか、SL整理券(500円)またはSL座席指定券(700円)が必要となります。

トイレ・洗面所は、中間の2号車または3号車にあり、座席は全て種車と同様の4人掛けのボックスシートとなっています。

2000(H12)年に入線した当時はJR西日本トワイライトエクスプレスと同様のダークグリーン塗装で、種車と変わらない内装だったけど、昨年パレオエクスプレス25周年記念として内外装がリニューアルされ、現在の赤褐色、ワインレッドの座席、木目調の壁と、秩父路を走るSLにマッチしたレトロ調のものとなっています。

パレオエクスプレスの停車駅は、熊谷、武川、寄居、長瀞、皆野、秩父御花畑、三峰口で、長瀞駅では3番線発着となります。

これまでパレオエクスプレスで使われていた旧型客車は、JR東日本から借り入れられていたもので、返却された現在でもイベント用として現役であります。

イベント会場となった広瀬川車両基地は、1969(S44)年3月に、熊谷駅南口から移設された上で開設され、広瀬川原貨物駅や熊谷工場も併設されています。

熊谷駅構内の留置線では、現在でも秩父鉄道の電車が留置されています。

2009(H21)年1月18日に高崎〜横川間で運転されていたEF55 1号機(ムーミン)のさよなら運転の時には、高崎駅での出発式の時に秩父鉄道のC58 363号機が展示され、その汽笛が盛り上げていました。

このイベントの後は、熊谷で1000系同士の並びを撮影した後、羽生まで、7000系の7002F(元東急8609Fの中間車から改造された車両)で移動しました。羽生から館林乗り継ぎで東武佐野線の葛生まで行きました。

羽生駅の次は利根川を渡って群馬県に入るので、群馬県の館林方面に行きたくなります。

渡瀬〜田島間にある北館林荷扱所では、東武野田線で廃車となり、前日に廃回されていた8152+8555Fが解体待ちで置かれていました。あとは8118Fの残骸もあったし。

この時に乗った車両は800系の802Fで、東武東上線で活躍していた8000系の8両固定編成から2両のサハを抜き取り、中間車の先頭車改造により分割された編成となっています。

久喜から乗った車両は東急8500系の伊豆のなつ塗装の8614Fでした。

押上では、東京スカイツリー開業1周年記念のライトアップを見ることが出来ました。

押上から渋谷まで乗った車両は、8590系の8695Fでした。

この日は、名古屋テレピアホールで、モーニング娘。53rdシングル「ブレインストーミング君さえ居れば何も要らない」の発売記念選民イベントが行われていました。田中れいな氏にとってはモーニング娘。時代最後の握手会となっていました。

テレピアホールは、東海テレビ放送の本社の隣にある多目的ホールとなっています。

未ださゆと握手出来る目処も立っていないです。

この後にステーション♪のイベントがあったけど、行きたかったです。本当に鉄道イベントとアイドルのイベントとのその日のうちの両立が出来ない状態が続いています。

この日に集めたekiShスタンプは、持田、行田市東行田武州荒木、新郷(埼玉県)、西羽生、羽生(秩父鉄道マスター)、川俣、茂林寺前、館林、渡瀬(群馬県)、田島、佐野市、堀米、吉水、田沼、多田(栃木県)、葛生(東武佐野線マスター)、南羽生、加須、花崎、鷲宮、和戸の各駅でした。

次にさゆ、あやちょ、りなりなと握手出来るのはいつになるんだろう?