久しぶりの青梅鉄道公園、奥多摩

昨日(9月28日)は、2007(H19)年8月26日以来6年ぶりに青梅鉄道公園に行ってきました。

この時のメインは、1964(S39)年の初代東京オリンピックの開催に合わせて開業した東海道新幹線でデビューし、今から5年前の2008(H20)年まで活躍していた、元祖新幹線の0系でした。

青梅鉄道公園で保存されている0系新幹線は、1969(S44)年に汽車製造(現在は川崎重工業に吸収合併されている)で製造された22-75号車で、K18編成として東京寄りに連結されていました。こちらは、翌年の1970(S45)年に開催されていた大阪万博輸送の為に増備された車両であったし。

1985(S60)年に引退した後、青梅鉄道公園で展示されるようになったけど、一時期東北・上越新幹線で活躍していた200系新幹線と同じ緑色となっていたこともありました。

やはり0系らしさを表す為に青色に戻されていたことも言うまでもないです。

さいたま市にある鉄道博物館で展示されている0系が屋内で展示されているのに対し、屋外の青空の下で展示されているのが特徴であります。

青梅鉄道公園は、1962(S37)年10月19日に、日本の鉄道開業90周年事業として、交通博物館(現在の鉄道博物館の前身)の分館として、青梅丘陵の東端にある永山公園の一角にある鉄道公園として開設されていました。

当時の青梅鉄道公園は、入場無料だったけど、1997(H9)年の改修工事により有料化されていました。これにより、小学生以上100円の入場料が掛かるようになっています。

0系新幹線のある場所は、階段を下りたところであり、その車内に立ち入ることが出来るけど、夏場は暑くなるのでオススメ出来ない状態となります。

0系新幹線は、1964(S39)年から1986(S61)年までの22年間に、3216両が製造され、日本の高速輸送を大きく変えたことはもちろんのこと、オリンピック輸送や大阪万博輸送にも貢献していた車両でもあり、新幹線といえばやはりこれという状態でありました。

JR西日本では、100系と共にグレー系に緑帯という0系らしくない塗装に変更されていたこともあったけど、引退直前に元の色に戻されて良かったと思っています。

青梅鉄道公園には、0系新幹線のほか、8機のSL(蒸気機関車)、ED16形電気機関車、クモハ40形電車(旧型国電、40054号車)も展示されています。

座席は現在の車両の普通車にも採用されている3+2配列で、開業当時からの転換クロスシートが並んでいます。

初期の転換クロスシートは、銀色と青色で、0系らしい感じの座席となっていました。

1981(S56)年から1986(S61)年に掛けて製造された2000番台は、東北・上越新幹線の200系に準じてマイナーチェンジされ、200系と同様の簡易リクライニングシートとなっていたので、1000番台までこの座席が採用されていました。

JR西日本に継承された0系新幹線では、延命に伴うリニューアル工事により、全席回転リクライニングシートとなっていたけど、1999(H11)年9月18日をもってラストランを迎えていた東海道新幹線の0系(JR東海所属編成で、晩年はこだま号専用となっていた)では、自由席車の一部にこのような転換クロスシートが残されていました。

鉄道博物館にある0系新幹線の先頭車である21-2号車や、名古屋のリニア・鉄道館にある21-86号車も、このような転換クロスシートなので、当時の雰囲気を味わうことも出来るけど、リニア・鉄道館では、座席への着席が禁止されています。

新幹線の3人掛けの座席(トリプルシート)は、山形・秋田両新幹線を除いた新幹線の普通車のほとんどに採用されています。かつて日本エアシステム(JAS、現在は日本航空(JAL)に吸収合併されている)で活躍していたリアエンジンの飛行機(旅客機)であるDC-9シリーズ(MD-81,MD-87,MD-90を含む)も、新幹線と同様の3+2の座席配列となっていました。

0系の最高速度は、220Km/hとなっていたけど、開業当時は210Km/hで駆け抜けていました。

今年3月15日を持って定期運用から離脱され、4月14日をもってラストランを迎えていた200系新幹線は、0系ベースの団子鼻の丸顔で豪雪や震災に耐えていたことで有名でした。

鉄道博物館に行けば、0系と200系を一同に見ることが出来ます。

青梅鉄道公園0系新幹線では、運転台を含めた車内への立ち入りが自由なので入ることが出来て良かったです。

青梅へは、中井から西武線で拝島まで行き、青梅線に乗り換えました。

この後、昭和レトロ商品博物館に立ち寄り、奥多摩へと移動しました。

青梅と言えば、昨年2月4日に青梅市民会館で行われたスマイレージの「チョトマテクダサイ!」の発売記念イベントで行ったことを覚えています。あの時はゆうかりんが卒業した後であやちょ推しに変わった時でもあったし。

奥多摩駅は、東京都の最西端にある1面2線の駅で、奥多摩方面への玄関口ということで、秋の紅葉シーズンを中心とした休日には賑わうことになります。

奥多摩駅が開業したのは、1944(S19)年7月1日に御嶽〜氷川間が開通した時で、当時は氷川駅となっていました。

現在の奥多摩駅に改称されたのは、1971(S46)年2月1日のことで、奥多摩駅のシンボルである木造の山小屋風駅舎は、氷川駅として開業した時から使われており、駅舎の1階は、改札口と売店、2階は、ステーションギャラリーと食堂となっています。

奥多摩にマッチした山小屋風の駅舎が評価されて、1997(H9)年に関東の駅百選に認定されていました。

奥多摩駅のホームは1番線と2番線があり、1番線は、4両編成の列車(朝と最終以外は青梅〜奥多摩間の区間運転)、2番線は、有効長が6両編成分あり、土休日に運転されるホリデー快速おくたま号などの臨時列車が中心で使われています。

どちらもカーブの上にある駅で、ホームと電車との隙間が大幅に開いているところがあるので注意が必要であります。

2番線の奥には、奥多摩工業への引き込み線があり、1998(H10)年8月13日に廃止されるまで、石灰石輸送の貨物列車が出ていました。

青梅線の青梅より先の区間では、奥多摩駅2番線のほか、日向和田駅御嶽駅古里駅で、日向和田駅には、観梅シーズンのみおくたま号が臨時停車することがあります。

ホリデー快速おくたま・あきがわ号は、1971(S46)年7月に登場した当時は、特別快速で、101系が使われていました。車両が201系を経てE233系に変化していたけど、E233系化によってLED表示のみとなり、物足りなさを感じるようになってしまいました。表示は、ホリデー快速ホリデー快速おくたま奥多摩(あきがわ、武蔵五日市)となっているし。

ホリデー快速となったのは、1990(H2)年10月のことで、それまでの間はオリジナルのマークが付いていました。

2001(H13)年までは、御嶽発着のホリデー快速みたけ号もありました。

現在のホリデー快速おくたま・あきがわ号(特快扱い)は、新宿→奥多摩・武蔵五日市→東京間で3往復運転され、拝島で前の4両があきがわ号、後6両がおくたま号と行き先が分かれることになります。

201系の時代までは、前がおくたま号、後があきがわ号となっていたし。

途中停車駅は、中野、三鷹国分寺、立川、西立川、拝島、福生、青梅、御嶽で、あきがわ号は五日市線内は各駅に停車、復路の東京行きは新宿、四ッ谷、御茶ノ水、神田にも停車しています。青梅特快と異なる点は青梅線にも通過駅があることだし。

西立川駅にも停車することは、昭和記念公園へのアクセスもターゲットとなっていると思います。

往路は、新宿始発なので、豊田または武蔵小金井発新宿行きの快速列車で送り込まれています。

2009(H21)年3月14日からは、復路に限り、東京まで延長されているけど、これまでは新宿始発の武蔵小金井行きも設定されていました。

奥多摩発東京行きの列車は、復路のホリデー快速おくたま号のほか、奥多摩6時7分(土休日は6時6分)発東京行きの快速612H(青梅まで4両編成で、青梅からは前6両増結の10両編成)も運転されているけど、逆に東京発奥多摩行きの直通列車は設定されていないです。

11月中の土休日には、E233系の6両編成単独によるホリデー快速おくたま93号が新宿→奥多摩間の片道で運転される予定となっています。

2009(H21)年7月に201系による観光電車だった四季彩が無くなってからは、ホリデー快速おくたま号を含めてロングシートE233系ばかりとなってしまったし、西武線からの奥多摩・秋川方面のフリー乗車券が廃止されてしまったので、マイカーに客を奪われてしまったことも言うまでもないです。

奥多摩駅発車メロディーは、童謡である「どんぐりころころ」が使われています。

今回奥多摩まで行った目的は、青梅鉄道公園のついでだけでなく、ekiSh(モバイルスタンプラリー)の青梅線及び東京都内の全駅を制覇する為でありました。

奥多摩では、奥多摩温泉もえぎの湯に入ったけど、狭い為に出る頃には男風呂で入場制限が掛かっていたので、良い時に行っておいて正解でした。河辺駅前には、河辺温泉梅の湯があるのでこちらもオススメであります。

奥多摩からは青梅、拝島乗り継ぎで武蔵五日市まで行き、フォトラリーの撮影をしました。

その後、拝島から西武線で帰りました。

この日は、E653系いなほ号の営業運転開始、東北新幹線E5系はやぶさ号、秋田新幹線E6系スーパーこまち号の増発などがありました。その前日をもってE2系+E3系の連結運転が見納めとなっていたし。E6系スーパーこまち号以外でも乗れる列車が増え、その影でE3系こまち号が減ってきています。

茨城県水戸市茨城県立県民文化センター千波湖周辺)で、モーニング娘。コンサートツアー2013秋 〜 CHANCE!〜が行われていました。

この日に集めたekiShスタンプは、宮ノ平日向和田石神前、二俣尾、軍畑、沢井、御嶽、川井、古里、鳩ノ巣、白丸、奥多摩(JR青梅線マスター、東京都マスター)の各駅でした。

ekiShの東京都マスターの候補駅は、奥多摩、武蔵五日市、高尾山口となっていたけど、東京都最西端であり奥にある駅ということで奥多摩にして正解でした。

大人気だったあまちゃんの最終回を迎えていたけど、都内のekiShスタンプ集めも最終回を迎えていました。

次にさゆ、あやちょ、はるなん、りなりな、佐保ちゃん、ももち、まみたん、しょこりんと握手出来るのはいつになるんだろう?