名鉄バス

4月27日から28日に掛けて、名古屋遠征の帰りに、名古屋の名鉄バスセンターから新宿高速バスターミナルまで、名鉄バスによる中央道高速バス新宿線の夜行便に乗りました。

この時に乗った車両は、行きに乗った京王バスと同型で、一昨年の2012(H24)年4月1日のSクラスシート新設に伴って導入された、三菱ふそうエアロエース(LKG-MS96VP)の2254(名古屋200か31-19)号車で、前部にSクラスシート、後部に幅広パウダールーム(洋式トイレ、化粧室、着替え台付き)が完備されています。

この車両は、名鉄バスの名古屋中央営業所(名古屋市中村区名駅南にある高速バスや基幹バスを扱う営業所)所属で、名古屋〜新宿線のほか、Sクラスシートが完備されている中央道高速バスの松本線(名鉄バスセンター〜松本バスターミナル間)の名鉄バス担当便にも使われています。

因みに名古屋〜松本線のSクラスシートは共同運行先のアルピコ交通(旧、松本電鉄バス)にもあるし。

こちらも昼夜兼用で、一般席は2+2の4人掛け、Sクラスシートは、最前列は1人掛けと2人掛け、2列目は左側の1人掛けの計4席があり、幅広シート、フットレスト、収納テーブル、レッグレスト、スリッパ等の採用によりワンランク上のサービスとなっています。

こちらも、京王のひとりだけシートと同様に、運賃プラス1000円で乗れます。

帰りに乗った名鉄バスには、全席コンセントが付いているほか、プラズマクラスター方式(シャープ製)による空気清浄機が付いているので、Sクラスシートの有無を含めて、行きに乗った京王バスよりもグレードが上であることが分かります。

名鉄バス三菱ふそう製が主流なのは、名古屋市三菱自動車名古屋製作所(後の三菱ふそうトラック・バスの大江バス工場)があったことに加え、名古屋三菱ふそう自動車(現、三菱ふそうトラック・バス東海ふそう)が名鉄グループであり、大株主だったことの名残であります。

現在三菱ふそうのバスは、富山県富山市婦中町にある三菱ふそうバス製造(MBM)で製造されているので、最大のライバルである日野セレガといすゞガーラ(通称セレガーラ)が石川県小松市にあるジェイ・バスの小松事業所(旧、日野車体工業)で製造されているので、西日本車体工業(西工)が廃止されてからは、現在製造されている国産の観光バスタイプの車両は全て北陸製となっています。

名鉄バスの都市間輸送バス及び長距離高速バスのカラーリングは、白をベースにグレー、紫、青緑、青、赤の帯が入っているので、京王バスの側面の金色と赤のウェーブ帯に共通しています。

名鉄バスセンターは、1967(S42)年6月1日に開業した、名鉄バスターミナルビルの3階と4階部分にある二層式バスターミナルで、夜行高速バスは全て3階から発着しています。

このターミナルビルには、名鉄百貨店メンズ館(旧、メルサ)、名鉄グランドホテル、名鉄名古屋駅も入っており、名古屋鉄道名鉄バスの本社もあります。

出発する前に名古屋駅周辺を散策したけど、桜通口には、JRセントラルタワーズがあるので、京都駅や大阪駅みたいな雰囲気がありました。

セントラルタワーズは、1999(H11)年に開設された名古屋駅のランドマークで、東海旅客鉄道(JR東海)の本社もここにあります。

その周辺には、JRハイウェイバスターミナルの入った名古屋ターミナルビルがあったけど、再開発によって取り壊されていました。

その1階には、JRハイウェイバスターミナルがあり、JR東海バス及び共同運行が行われているバス会社が発着。

2階には、名古屋市営バスが発着し、外側がグリーンホーム、内側がレモンホームと呼ばれていました。

2010(H22)年12月9日には、JRハイウェイバス乗り場が反対側の太閤通口(新幹線口)側に、同年12月23日には名古屋市営バス乗り場が周辺に移転されていたけど、名古屋駅のJRバス乗り場が移転されてからは、屋内から屋外発着となっているので、バスの撮影がしやすくなっています。

ここから本題に入り、名鉄バスセンターから22時30分発の新宿行きの名鉄バスに乗り込み、楽しかった名古屋遠征の思い出を胸にして、名古屋を後にしました。

夜行バスに乗る前の夜の名古屋の街並みを見て、関西遠征の帰りに大阪駅から夜行バスに乗る前の風景に似ていると思いました。関西の時と同様に、遠征の終わりということで寂しさを感じていたし。

コンセントのほうは、エンジンが停止していた時に使えなかったけど、出発前にエンジンが始動してからは使えるようになっていました。

こちらは、この車両を含めた直結クーラー方式のバスの冷房装置で、エンジン停止時に冷房が掛かっていないのと同様だったし。

座った座席は、6Aと1列下がっていました。今回は空席があったので、プラス1000円でSクラスシートを試すことが出来たけど、一般席を試す為に見送りました。

往復乗ったエアロエースの6R10型エンジンは、ドイツのダイムラー社製の直列6気筒で、先代の6M70型エンジンと比べて高トルクで静粛性も向上されています。

名鉄バスセンターは、高さ制限の関係により、現行日野セレガ/いすゞガーラのスーパーハイデッカーや三菱ふそうエアロキング(2階建てバス)が入ることが出来ないので、名鉄バスではこれらの車種を導入出来ない状態であるし。

三菱ふそうメインで導入されている名鉄バスで、JR東海バスのドリームなごや号などにあるようなエアロキングを所有していないのはその為であります。

JR東海バスの路線のうち、名鉄バス便も設定されている北陸道特急バス(福井、金沢線)、ひだ高山号(高山濃飛バスセンター行き)に限り、名鉄バスセンターに乗り入れています。

これらの便は、金沢発名古屋行きを除いて名古屋駅新幹線口バスターミナルにも乗り入れているし。

名鉄バス名古屋中央営業所の捕捉で、金山駅イオンモール熱田間のシャトルバスも運行されています。

名鉄バスセンターを出た後、行きとほぼ同じ一般道(名駅通、若宮大通大津通)を通り、オアシス21の中にある栄バスターミナルへ。

名鉄バスセンターに戻る前は栄まで行き、矢場とん味噌カツを食べ、夜のテレビ塔に行ったので目標達成出来たという喜びもありました。

栄では、バックで入線していたけど、バックの警報音が最初のマイナーチェンジ前と比べて変化しています。

栄でもエンジンが停止され、コンセントが使えない状態となっていたけど、運転士さんからこのようなアナウンスもありました。

栄を出た後、賑わう夜の名古屋を離れ、東片端から名古屋高速を北上し、小牧インターチェンジへ。後続の勝川駅前経由(京王便)の場合は、楠JCTから東名阪自動車道に入り、勝川ICで一般道に出て勝川駅前を出ることになるけど、2011(H23)年7月18日の名古屋遠征の帰りに京王バスに乗った時に体験していました。

行きは、東新町から高速を降り、錦通を通って栄に向かっていたし。

その後、桃花台、多治見、瑞浪天徳、恵那、中津川の各バス停で乗車扱いが行われていたけど、行きとは異なり空席があったので一般席の間で空いている席に移ることが可能でした。

最初の開放休憩は、恵那峡サービスエリアで約10分行われていました。

名古屋と仙台を結ぶ夜行高速バス青葉号(名鉄バスと系列である宮城交通による共同運行で、中央道、長野道、上信越道、関越道、北関東道東北道経由)で、仙台行きは東北道の国見サービスエリア(福島県伊達郡国見町)、名古屋行きはこの恵那峡サービスエリアで開放休憩が行われているけど、どちらも名鉄レストランがあるという縁もあります。ちょうど宮城交通名鉄グループということで、グループ同士での運行となっているし。

中京地区から離れた国見サービスエリアに名鉄レストラン(旧、名古屋鉄道レストラン部門)が出店されていることで、以前福島県名鉄グループだった磐梯グランドホテルがあったことの名残があります。

このようなことは、関越道の上里サービスエリアの下り線に、西武鉄道直営のレストランや売店があり、その縁により西武バスとその共同運行の高速バスが上里サービスエリアで開放休憩が行われているのと同じことであります。

宮城交通では、新宿と仙台、石巻を結ぶ広瀬ライナー号(現在は新宿発の夜行と石巻発の昼行きが宮城交通、その逆が京王電鉄バスの担当となっている)も運行されているけど、こちらも新宿〜名古屋線と同様に京王グループ名鉄グループによる共同運行便となっています。

その広瀬ライナーには、夜行便しかなかった頃の2009(H21)年11月の仙台遠征の時に、新宿から仙台まで往復京王電鉄バスの先代エアロバスのK50602(練馬200か14-99号車、PJ-MS86JP)に乗ったことがあります。

先代モデルと先々代モデルは、エアロエースに相当する従来のハイデッカー車がエアロバスと呼ばれていました。

この車両は、3列独立シートで後部にトイレが付いたタイプなので、同じ京王電鉄バスによる新宿〜長野線のプライムシート付き車の代走にも使われることもあります。

この後、山梨県甲斐市にある双葉サービスエリアで乗務員休憩や点検により停車。

双葉サービスエリアは、中央高速バスの諏訪・岡谷線、伊那・飯田線、松本線、白馬線、木曽福島線(おんたけ交通担当の木曽福島行きのみ)などの休憩場所となっており、中央高速バス諏訪・岡谷線、甲府〜名古屋間の名古屋ライナー甲府号(山梨交通JR東海バスによる共同運行)の双葉東バス停や、双葉スマートインターチェンジ(ETC車専用)もあります。

スマートインターチェンジの場合は、徐行しながら通過する料金所のETCレーンとは異なり、一旦停止が必要となります。

その次の開放休憩は、談合坂サービスエリアで、最終開放休憩場所だったので、行きのような3回ではなく2回休憩が行われたことになっていました。

新宿〜名古屋線の休憩場所は一定ではなく、便によって異なっているし。

かつて談合坂サービスエリアの上り線部分は、レストランや無料休憩所がなく、トイレや売店、ガソリンスタンドくらいしかないパーキングエリア並みの施設となっていたけど、現在は上下線共にレストラン等も完備されたサービスエリアらしい施設に変わっています。

国立府中インターチェンジで高速を降り、行きと同じルートで聖蹟桜ヶ丘駅へ。行きは夜だったので気づかなかったけど、野猿街道で、京王線の踏切(聖蹟桜ヶ丘〜百草園間)に跨がっていたことを知りました。

聖蹟桜ヶ丘駅では、行きのバスターミナルとは異なり、道路に面した降車バス停(京王ストア前)に停車していました。

今回は順調だったけど、渋滞等による遅延が発生した時に、運転士(乗務員)さんに申し出て降ろしてもらい、京王線に乗り換えて新宿へと向かうということが出来るので、2月16日から17日に掛けて関西遠征の帰りに乗った青春エコドリーム22号の大渋滞の時の教訓を行かしてこの便を選んだのであります。

その後府中駅前に停車し、調布インターチェンジから再び中央道を通りラストスパートへ。この時に味の素スタジアムの前を通りました。

このような府中、聖蹟桜ヶ丘駅経由便は、京王担当便だけだったけど、昨年10月1日の夜行便の改正により、名古屋行きが京王バス、新宿行きが名鉄バスとなっています。

高井戸から首都高に入り、初台ランプで降りた後甲州街道を通って新宿駅西口に到着。こちらも定刻よりも早い到着でした。

到着した名鉄バスは、車庫に回送され、暫くした後に名古屋に戻っていました。

2011年7月の名古屋遠征の時には行きが名鉄バス、帰りが京王バスに乗っていたので、それぞれの本拠地に帰る便だったけど、今回はその逆で、本拠地を出発する便でありました。

このように、名鉄バスの旅も最高でした。

ステーション♪のほうは、一見するととてもおとなしそうなグループも実際はかなりハードなダンスを披露し持ち歌もジャンルが広く ロックにバラードまで多彩 メンバー各々実に個性的でファンとの絆が深いのが特徴的と言われているので都電の車両に似ているところがあります。

次にさゆ、あやちょ、はるなん、りなりな、あいりん、まみたん、ねねち、きなりん、しょこりん、ゆかっぴ、ももち、まいみぃ、ぺっぺ、なっちと握手出来るのはいつになるんだろう?